アプリのダウンロード(DL)不要で多様なサービスを提供できる「LINEミニアプリ」。店舗のDX化や顧客接点の強化に不可欠なツールとなっています。
本記事では、モバイルオーダーやデジタル会員証などの主要機能に加え、最新の成功事例5選を詳しく紹介します。導入時の費用相場やメリット・デメリット、個人開発の可能性についても徹底解説します。
「LINEミニアプリで何ができるのか、どう活用すべきか」を知りたい担当者の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
1.LINEミニアプリとは 2.LINEミニアプリで実現できる主要機能 3.LINEミニアプリの導入・開発を検討する際に知るべきこと 4.LINEミニアプリのおすすめの使い方 5.LINEミニアプリの活用事例 6.まとめ1.LINEミニアプリとは
LINEミニアプリとは、LINEヤフー株式会社が公開しているウェブアプリサービスです。
企業はLINEミニアプリを導入することで、ネイティブアプリを開発しなくても、自店舗や自社サービスをユーザーに提供できるようになります。LINEは国内月間アクティブユーザー数が「9,700万人」以上にもおよぶ、国内最大規模のコミュニケーションツールです。
LINEミニアプリの基礎知識については、以下の記事で詳しく解説しています。
2.LINEミニアプリで実現できる主要機能
LINEミニアプリは、企業のビジネス課題解決と顧客体験向上を目指し、多様な機能を搭載したプラットフォームです。情報発信に留まらず、顧客接点の深化、業務効率化、売上向上を促進する強力な手段として活用されています。
具体的には、以下の主要機能を通じて、企業は多角的なサービス展開と顧客エンゲージメントの強化を実現します。
ユーザー体験を向上させる機能
LINEミニアプリは、新たなアプリをインストールすることなく、使い慣れたLINEから多様なサービスを直接利用でき、ユーザーの利便性を高めます。主な機能は、
- デジタル会員証やポイントカード:物理カード不要でスマートに利用可能。
- クーポン配信/スタンプカード
- デジタルチケット:イベント入場をスムーズにし、顧客体験を向上。
これらの機能は顧客の快適なサービス利用を促し、来店・リピート率向上や顧客ロイヤルティ醸成に貢献します。シンプルで直感的な操作性も特徴で、幅広い層に受け入れられます。
店舗運営・ビジネス効率化機能
LINEミニアプリは、実店舗の業務効率化と顧客体験向上を両立する機能を提供します。
- モバイルオーダー・事前予約:LINEから予約・注文し待ち時間短縮。店舗は混雑緩和、ミス削減、人件費最適化、売上機会損失防止を実現。
- 順番待ち管理:LINEで受付・状況確認し、店舗での待ちストレスを軽減。店舗は混雑可視化で効率的な案内と顧客満足度向上。
- 決済機能:アプリ内会計でスムーズなキャッシュレス利用。店舗は現金管理コスト削減と会計業務効率化。
これら機能は店舗の課題解決、生産性向上、顧客ロイヤルティ強化を支援します。
3.LINEミニアプリの導入・開発を検討する際に知るべきこと
LINEミニアプリ導入・開発を検討する企業は、メリット・デメリット、開発プロセス、費用感を把握することが重要です。
LINEミニアプリ導入のメリット
LINEミニアプリ導入の最大のメリットは、月間9,700万人超のLINEユーザー基盤へ直接アクセスできる点です。ユーザーは新たなアプリをインストールせず手軽にサービス利用を開始でき、新規顧客獲得の障壁を大幅に低減します。また、Web技術ベースの開発により、ネイティブアプリと比較して開発コストや期間を抑制し、迅速な導入を実現します。さらに、LINE公式アカウントやLINE広告との連携で、ユーザー行動データを詳細に分析し、パーソナライズされた情報配信や効果的なマーケティング施策を展開可能です。これにより、顧客エンゲージメントを深め、オンラインとオフラインを融合したOMO戦略を強力に推進し、ビジネス成長を加速させます。
LINEミニアプリ導入のデメリット
LINEミニアプリ導入には、いくつかのデメリットも考慮すべきです。LINEプラットフォームへの依存性が高く、仕様変更や規約改定が機能や運用に直接影響するため、常に最新情報への対応が求められます。ネイティブアプリより利用可能なデバイス機能や表現に制限があり、高度な機能実現が難しい場合があります。競合増加に伴い、独自の価値や魅力的なユーザー体験による差別化戦略が不可欠です。さらに、公開にはLINEの審査をクリアする必要もあります。これらのデメリットを理解し、慎重な検討が重要です。
LINEミニアプリ開発の費用と期間
費用と期間は、機能の複雑さ、規模、デザイン、依頼先で大きく変動します。
- 費用相場:シンプルな機能(例: デジタル会員証)なら数十万円から、複雑なシステムでは数百万円以上。初期費用に加え、月額運用費や機能追加・改修費用が発生することもあります。
- 開発期間:シンプルなもので数週間〜1ヶ月、複雑な開発では数ヶ月〜半年以上。費用抑制には、既存パッケージの活用、要件定義の明確化、複数見積もり取得が有効です。
LINEミニアプリ開発を依頼できる会社・パッケージ
- 開発会社への依頼:自社要望に合わせたオーダーメイド開発が可能です。実績豊富な会社を選べば、高品質なミニアプリと企画から運用までのトータルサポートが期待できます。
- パッケージサービスの利用:モバイルオーダーなど特定機能に特化したパッケージで、費用と期間を抑えられます。実績豊富だが、カスタマイズ自由度が低い場合があり、要件合致の確認が必要です。
依頼先選定では、開発実績、得意業界、サポート、費用、コミュニケーションを総合的に評価することが重要になります。
LINEミニアプリ開発 個人での可能性
Web開発の基本知識(HTML, CSS, JavaScript, バックエンド技術など)があれば、個人での開発も可能です。小規模サービスやプロトタイプ開発に有効で、LINE、DevelopersのドキュメントやAPI、特有知識の習得で進められます
ただし、個人開発ではLINE審査基準クリア、セキュリティ対策、リリース後の運用・保守を全て自身で行う必要があり、特に個人情報やサーバー安定運用には十分な注意が必要です。
4.LINEミニアプリのおすすめの使い方
それでは、LINEミニアプリはどのように活用すべきなのでしょうか?
以下で、LINEミニアプリのおすすめの使い方を紹介します。
LINE公式アカウントと併用する
LINE公式アカウントとは、コミュニケーションツールのLINE上で、企業や店舗のアカウントを開設できるサービスです。
友だち追加してくれたユーザーに情報を発信したり、オリジナルスタンプを配布したりすることができます。LINEミニアプリと併用すれば、ユーザーがオーダーや予約などでLINEミニアプリを使用した際に、友だち追加を促進することが可能です。
アプリ上のデータを活用する
企業や店舗は、LINEミニアプリにおけるユーザーデータを活用できます。具体的には、登録情報や行動履歴などのデータを集客や販促施策に活かすことが可能です。例えば、一定回数以上来店したユーザーに対して、LINE公式アカウントでメッセージを送ったり、キャンペーンを実施したりできます。
ただし、ユーザーデータを活用できるのはユーザーから許諾を得た場合に限るため、注意が必要です。
5.LINEミニアプリの活用事例
ここでは、LINEミニアプリの導入事例を紹介します。
ワイエスフード
ワイエスフード株式会社は、九州を中心にラーメン店をチェーン展開している企業です。
同社は食べ放題サービスをスタートするにあたり、業務効率化を図るため、LINEミニアプリ「funfo(ファンフォ)」を導入しました。
funfoでは、ユーザーにQRコードから注文してもらえるほか、注文履歴から会計を行うことができます。
そのため、業務効率化に加え、会計ミスの減少も実現できたそうです。
美容室efface
美容室efface(エファッセ)は、埼玉県内で美容室を運営しています。
effaceはあらゆる業務を一括管理するため、理美容サロン特化型のPOSシステム「SalonAnswer(サロンアンサー)」とLINEミニアプリを導入しました。
会員証の表示や来店予約、POSシステムとの連携ができるほか、ユーザーに予約リマインドやお礼メッセージを通知できるようになったそうです。
実際に予約リマインドやお礼メッセージを送ったユーザーの90%以上が再来店をしており、リピート率向上を実現したと言います。
大江ノ郷自然牧場
大江ノ郷自然牧場は、鳥取県八頭町で牧場を運営しています。大江ノ郷自然牧場は、牧場内のレストランやカフェで、「matoca(マトカ)」のLINEミニアプリを導入。
導入後はLINE上で整理券を配布したり、順番をお知らせしたりできるようになりました。
さらに、自社のLINE公式アカウントに友だち追加できるようにしたところ、わずか導入で友だちが2倍に伸長したそうです。
◇PAL CLOSET
株式会社パルは、「3COINS」など40種類以上のブランドを展開するアパレル・雑貨の製造小売企業です。
同社が運営しているネイティブアプリ「PAL CLOSET(パルクローゼット)」は、人気スタッフのコーディネートやファッションをチェックできる公式アプリです。同社は公式アプリを利用していないユーザーに対してマーケティングを実施するために、LINEミニアプリの導入を決めました。
LINEミニアプリの導入によって初回登録が簡素化し、ネイティブアプリに比べ2倍の登録ペースになりました。
またライトユーザーが多く会員化率が相対的に低かったブランド「3COINS」の会員数は約3倍にも増加するなど、ブランド会員獲得にも大きな効果がありました。
また、会員証のバーコードを出す前段階で、PAL CLOSETのLINE公式アカウントを友だち追加してもらうように設計されているため、後日、お客様をセグメントしてメッセージを配信するなどお客様と繋がり続けることも可能になりました。

三井住友カード
三井住友カード株式会社は、クレジットカードを提供している、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)です。
2021年5月、三井住友カードは金融業界で初めてLINEミニアプリを導入しました。ライトユーザーとのコミュニケーションを強化する目的です。
LINEミニアプリでは支払金額や利用明細などをログインなしで確認できるため、導入後わずか1週間でID連携数が約8倍(前週比)に伸長しました。
さらに、パーソナライズされたメッセージの送付が可能になったことで、開封率70%を実現しました。
LINEミニアプリの導入事例は以下でも多く紹介しておりますので、是非ご覧ください。
6.まとめ
今回の記事では、LINEミニアプリの基礎知識をはじめ、LINEミニアプリでできること、導入方法・料金、使い方、導入事例などについて解説しました。
LINEミニアプリではモバイルオーダーや待ち時間機能などを利用できるため、さまざまな業界で利用されています。また、ユーザーはわざわざアプリをダウンロードする必要がなく、サービスを利用できるようになります。
会員・クーポン・ポイント管理システム「fannaly(ファンナリー)」は、LINEミニアプリを標準搭載しています。
SaaSで提供している為、コストを抑えながらライトユーザーへのアプローチなど顧客接点の強化ができます。PaaSとしても利用可能な為、システム連携や各チャネルとの情報統合を可能とします。
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