
「ポイントカードにはどのような効果がある?」「ポイントカードのメリットとデメリットとは?」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。来店促進や効果的なプロモーション、付加価値など、ポイントカードにはさまざまな効果があります。
しかし、セキュリティ管理が必要など注意すべきポイントも把握しておくことが大切です。
今回の記事では、ポイントカードの基礎知識や効果、ポイントカードのメリット・デメリット、ポイントカードの効果を高めるポイントについて解説します。
目次
1.ポイントカードとは 2.ポイントカードの効果まとめ 3.【顧客側】ポイントカードのメリット 4.【顧客側】ポイントカードのデメリット 5.【店舗・企業側】ポイントカードのメリット 6.【店舗・企業側】ポイントカードのデメリット 7.ポイントカードの効果を高めるポイント 8.まとめ1.ポイントカードとは
ポイントカードとは、商品・サービスの購入時にポイントを付与するために使われるカードのことです。従来は紙やプラスチックのカードが広く用いられていましたが、近年はデジタルの会員証やポイントカードを採用する店舗が増えています。
デジタル会員証については、以下の記事を参考にしてください。

ポイントカードの仕組み・からくり
ポイントカードの導入を検討している方の中には「ポイントを付与することで利益は減らないのか?」と疑問をお持ちの方も少なくありません。
確かに利益は一時減少しますが、ポイントは「未払金」や「契約負債」という位置付けで、顧客が将来使ってくれるお金と認識されています。ポイントプログラムを実施することで購買促進、およびロイヤルティ顧客の育成などを実現可能です。
もちろん、原価率や客単価を考慮せずにポイントの還元率を設定してしまうと、マイナスになってしまうため注意が必要です。
顧客ロイヤルティについては、以下の記事で詳しく解説します。
2.ポイントカードの効果まとめ
それでは、ポイントカードにはどのような効果があるのでしょうか?
サービスの質が向上する
ポイントカードを導入することにより、サービスの質を向上する可能性があります。マーケティングに役立つ顧客情報を入手できるだけでなく、顧客の購買履歴を把握できるため、適切なアプローチができるようになるためです。
さらに、利用率の高い顧客に対して特別クーポンを発行したり、「いつもご利用ありがとうございます」と伝えたりすることで、顧客との関係構築も強化されるでしょう。
効果的なプロモーションができる
効果的なプロモーションができる点も、ポイントカードの大きな効果のひとつでしょう。
例えば、「期間限定ポイント2倍」「1万円以上のお買い上げでポイント2倍」といったキャンペーンを行えば、顧客の購買意欲を高められます。近年はポイントカードアプリが広く活用されているため、アプリ内のニュース記事やプッシュ通知でもプロモーションすることが可能です。
客単価が上がる
客単価とは、1人の顧客が1回の会計で使う金額のことです。ポイントカードを導入することで、客単価がアップする可能性があります。ポイントカードの存在は顧客の「ポイントを貯めたい」という心理を刺激するだけでなく、効果的なプロモーションを行うことで顧客の購買意欲が高まるためです。
客単価アップは収益拡大を実現する上でも欠かせません。
来店を促進できる
ポイントカードの効果として、顧客の来店を促進できる点が挙げられるでしょう。
顧客はポイントを貯めたいと考えるようになり、ポイントカードが競合との差別化になります。また、効果的なキャンペーンを実施することで、顧客の購買意欲が向上します。
例えば、誕生日限定のクーポンを発行したり、ポイント2倍ウィークを開催したりするなど、ポイントプログラムを活用した施策を実施できます。
付加価値を提供できる
ポイントカードを導入することで、顧客に付加価値を提供することが可能です。
単価の低い日用品や食料品は、競合との差別化を図りにくいという課題があります。そこでポイントカードという付加価値が加われば、競合との差別化を図れるのです。
ただ、現在はポイントカードを導入している企業や店舗は多く、差別化を測るためには効果的なプロモーションやキャンペーンなどの施策が重要になります。
顧客に楽しい体験を提供できる
通常、貯めたポイントは景品と交換したり、割引に利用したりすることが可能です。
このようなお得感は顧客の「貯める楽しみ」につながり、顧客満足度が高まる可能性があります。
さらに、ポイントカードアプリを活用すれば商品の購買だけでなく、日々の行動にもポイントを付与できるため、日常的に顧客との関係構築を強化できます。
3.【顧客側】ポイントカードのメリット
ポイントカードは顧客にとってもメリットの大きい施策です。主なポイントカードのメリットを確認していきましょう。
●割引やクーポンを利用できる
●ニーズに合ったサービスを受けられる
●お得な情報をいち早く入手できる
●ポイ活を楽しめる
ポイントカードのアプリをダウンロードすれば、プッシュ通知等でお得な情報を受け取れますし、アプリ限定の特典を利用できます。
さらに、クイズに回答する、チェックインするなど、日々の行動でポイントを獲得できるサービスもあり、ポイ活を楽しむことが可能です。
4.【顧客側】ポイントカードのデメリット
それでは、ポイントカードにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?顧客側の主なデメリットは以下の通りです。
●ポイントカードの管理が大変になる
●余計な買い物をしてしまう
●お知らせやメールが多く届くようになる
紙やプラスチックのポイントカードの場合、財布に入れて持ち運ぶ必要があり、管理が大変になります。
さらに、ポイントに振り回されて余計な買い物をしてしまったり、余計なメールやお知らせが届いたりする点もデメリットでしょう。
5.【店舗・企業側】ポイントカードのメリット
ポイントカードの導入率は80%を超えると言われています。それでは、ポイントカードを導入することで店舗・企業側はどのようなメリットを得られるのでしょうか?
ポイントカードを導入する客側の主なメリットは、以下の通りです。
●顧客情報を入手・獲得できる
●マーケティングに活用できる
●顧客還元の機会を作り出せる
●来店を促進できる
●競合との差別化を図れる
●顧客ロイヤリティが向上する
●客単価が向上する
このようにポイントカードにはいくつものメリットがあります。
6.【店舗・企業側】ポイントカードのデメリット
ポイントカードの導入を検討している店舗や企業は、そのデメリットについても理解しておく必要があります。
●導入費用がかかる
●オペレーションが増える
●売上が一時的に減る
●データを活用するには専門知識が必要
導入方法や規模によっても変わりますが、ポイントカードを導入するにはある程度のコストがかかります。
さらに、ポイントカードの発行時に入手した顧客情報をマーケティングに活かすためには、専門的な知識が欠かせません。
ポイントプログラムの課題については、以下の記事を参考にしてください。

7.ポイントカードの効果を高めるポイント
それでは、ポイントカードの効果を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
日々の行動にポイントを付与する
ポイントプログラムでは、日々の行動にポイントを付与することが可能です。
例えば、ウォーキングなどの運動やアンケート回答、クイズなど、商品・サービスの購買以外でもポイント付与の機会を作ります。
顧客と日常的な接点をもてるだけでなく、顧客ロイヤルティの向上も実現できます。
ポイント管理システムを導入する
ポイントプログラムの業務を効率化したい方は、ポイント管理システムを導入することをおすすめします。ポイント管理システムとは、オンライン上で顧客にポイントを付与し、管理するためのツールです。
従来は紙やプラスチックのカードが用いられることが主流でした。しかし、ポイントのデジタル化を進めることで、業務効率化を実現できます。
さらに、顧客情報と購買履歴を結びつけて分析できるため、効果的なマーケティングも実施できるようになります。
8.まとめ
今回の記事では、ポイントカードの基礎知識や効果、ポイントカードのメリット・デメリット、ポイントカードの効果を高めるポイントについて解説しました。
効果的なプロモーションや客単価アップ、来店促進など、ポイントカードを導入することでさまざまなメリットを得られます。
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