
「ポイントカードはアプリに連携すべき?」「ポイントカードをアプリに移行する方法とは?」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。ポイントカードをアプリにまとめることで、顧客の負担を軽減できるだけでなく、企業・店舗側は顧客情報を入手できるようになります。しかし、どのように連携すべきかわからない方も少なくありません。
そこで今回の記事では、ポイントカード管理アプリに関する基礎知識、ポイントカードを管理アプリに連携するメリット・デメリット、管理アプリの具体例について解説します。
目次
1.ポイントカードはアプリに連携すべき? 2.ポイントカード管理アプリとは 3.ポイントカードを管理アプリに連携するメリット 4.ポイントカードを管理アプリに連携するデメリット 5.ポイントカードを連携できる管理アプリ一覧 6.まとめ1.ポイントカードはアプリに連携すべき?
まずはポイントカードの基礎知識について確認しておきましょう。
ポイントカードとは
ポイントカードとは、購入金額に応じたポイントを顧客に付与するポイントプログラムで用いられるカードのことです。
会計時にスタンプを押すなどしてポイントを付与することで、どれくらいのポイントが貯まっているかを確認します。
ポイントカードの基礎知識については、以下の記事を参考にしてください。

ポイントカードは管理アプリにまとめることが可能
従来は紙のカードが主流でしたが、最近はポイントカードのデジタル化が進んでいます。
具体的には、顧客に管理アプリをダウンロードしてもらい、オンライン上でポイントの付与や管理を行う流れです。
ポイントカードを紛失する心配がなくなる、顧客情報を効率的に獲得できるなど、ポイントカードのデジタル化は顧客と企業の両者にメリットをもたらします。
ポイントカードの管理アプリは大きく「アプリ連携タイプ」と「バーコード登録タイプ」に分けることが可能です。以下で詳しく確認していきましょう。
2.ポイントカード管理アプリとは
ここでは、ポイントカード管理アプリについて解説します。
アプリ連携タイプ
アプリ連携タイプとは、複数の公式アプリを一括で管理できるアプリのことです。具体的なアプリとして以下が挙げられます。
・LINEマイカード
・Apple Wallet(アップル・ウォレット)
・Google Pay(グーグル・ペイ)
スマートフォンが各社の公式アプリで埋め尽くされる状況を防げるため、複数のポイントプログラムを利用している方にとって便利でしょう。ただし、連携できるアプリは各種加盟店のものに限られます。
バーコード登録タイプ
バーコード登録タイプは、スマホカメラでポイントカードのバーコードを読み取り、情報をまとめられるアプリのことです。
バーコード登録タイプの代表的な管理アプリとして、以下が挙げられます。
・Stocard(ストカード)
・Card feel(カードフィール)
公式アプリがないポイントカードも読み取れるため、様々なポイントカードをオンラインで管理したい方にとって便利です。
3.ポイントカードを管理アプリに連携するメリット
それでは、ポイントカードを管理アプリに連携することで、どのようなメリットを得られるのでしょうか?
持ち運ぶ必要がない
ポイントカードを管理アプリに連携する1つ目のメリットは、顧客がカードを持ち運ぶ必要がなくなる点です。
複数のポイントカードを財布の中で管理していると、財布の中がごちゃごちゃしたり、紛失したりするリスクがあります。
しかし、ポイントカードを管理アプリに連携すれば、紙のカードを持ち運ぶ必要がなくなるのです。顧客のストレスが軽減することで、顧客満足度が向上する可能性があります。
特典を付与できる
ポイントカードを管理アプリに連携する2つ目のメリットは、紙のカードにはないアプリ上の特典を付与できる点でしょう。
例えば、クーポンを獲得したり、クイズに答えてポイントを獲得したり、顧客は様々な特典を利用できるようになります。
このような特典を付与することで、顧客の購買意欲を高めることが可能です。さらに、アプリ会員限定の特典を提供すれば、顧客ロイヤルティが高まる可能性もあります。

顧客情報を管理できる
ポイントカードを管理アプリに連携する3つ目のメリットとして、顧客情報を管理できる点が挙げられます。
通常、管理アプリの利用開始時に会員登録をしてもらいます。会員登録では、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を入手可能です。このような情報を活用して、顧客に対して効果的なプロモーションを実施できるほか、購買履歴等のデータとあわせることでより効果的なマーケティングを実現できます。
4.ポイントカードを管理アプリに連携するデメリット
管理アプリを導入するデメリットも存在します。以下で詳しく確認していきましょう。
アプリに慣れていない人もいる
ポイントカードを管理アプリに連携する1つ目のデメリットは、アプリに慣れていない人にとってはハードルが高い点です。
紙のポイントカードに慣れている方、スマホ世代ではない方などにとっては、紙のカードの方が扱いやすいと感じる可能性があります。ダウンロードや操作方法がわからず、ポイントプログラムを利用できないというケースもあるため、丁寧に説明するなどのフォローが重要です。
システムの導入費用がかかる
ポイントカードを管理アプリに連携する2つ目のデメリットは、システムの導入費用がかかる点です。
例えば、自社の公式アプリを一から開発するためには、1,000万〜3,000万円程度のコストがかかるケースも珍しくありません。
コストを抑えたい場合は、既存のシステムを利用する、公式アプリなしでも利用できるバーコード登録タイプを利用するなどすると良いでしょう。
5.ポイントカードを連携できる管理アプリ一覧
ここでは、ポイントカードを連携できる管理アプリを紹介します。
LINEマイカード
LINEマイカードとは、チャットツールLINEのアプリ内でポイントカードや会員証をまとめられる管理アプリです。
例えば、「LINE Starbucks Card」や「dポイントカード」、「Pontaカード」、「Vポイント」などを連携できます。
LINEユーザーであれば新たにアプリを追加する必要がないため、すぐに利用開始できる点がメリットです。
Apple Wallet(アップル・ウォレット)
Apple Wallet(アップル・ウォレット)とは、クレジットカードや交通系ICカード、イベントのチケット、飛行機の搭乗券などをまとめられる管理アプリです。もちろん「dポイントカード」と「Pontaカード」などのポイントカードをまとめることもできます。
ただし、Apple Walletを利用できるのはiPhoneユーザーか、Apple Watchユーザーに限られます。
Google Pay(グーグル・ペイ)
Google Pay(グーグル・ペイ)は、Google社が提供するオンライン決済システムです。「Vポイント」や「dポイント」などのポイントカードを登録できます。Androidユーザー向けのサービスで、初版は「Android Pay」と呼ばれていました。
ポイントカード以外にもQUICPayやiD、Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済などにも対応しています。
Stocard(ストカード)
Stocard(ストカード)とは、ドイツの企業Stocard GmbH社によって運営されている管理アプリで、6,000万人のユーザーによって利用されています。PontaカードやTポイントカード、Rポイントカードなどをバーコードで簡単に登録することが可能です。
ただし、店舗やブランドが運用している公式アプリではないため、店舗によっては使用が断られてしまうケースもあるようです。
Card feel(カードフィール)
Card feel(カードフィール)とは、ユーザー会員数71万人以上を誇るポイントカードの管理アプリです。
ポイントカードをまとめられるだけでなく、お得な情報をいち早く入手したり、クーポンを利用したりできます。
さらに、位置情報をONにすればCard feelを利用できる店舗を簡単に検索可能です。
6.まとめ
今回の記事では、ポイントカード管理アプリに関する基礎知識、ポイントカードを管理アプリに連携するメリット・デメリット、管理アプリの具体例について解説しました。
ポイントカードはアプリでまとめて管理できます。ポイントカードをアプリ化することで、顧客の負担を軽減できるため、顧客満足度が向上する可能性があります。
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