プリズマジャーナルTOPポイントカードの成功事例と失敗例を紹介! 面白い・嬉しい特典アイデアとは?
ポイントカードの成功事例と失敗例を紹介! 面白い・嬉しい特典アイデアとは?

ポイントカードの成功事例と失敗例を紹介! 面白い・嬉しい特典アイデアとは?

「ポイントカードを成功させるには?」「ポイントカードの面白い・嬉しい特典アイデアはある?」と疑問をお持ちの方はいませんか?

ポイントカードは顧客との関係強化に役立ちます。さらに、顧客の興味を惹きつけるような特典を提供することで、ロイヤル顧客を育成できるかもしれません。

今回の記事では、ポイントカードの基礎知識をはじめ、ポイントカードの成功事例や面白い・嬉しい特典アイデア、失敗例などについて解説します。

1.ポイントカードとは

ポイントカードとは、顧客の購入金額に応じてポイントを付与するポイントシステムで用いられるカードのことです。
紙のカードが配布されることもありますが、近年は会員アプリやサイトでポイントを貯めるシステムを導入している企業や店舗も増えています。

紙とデジタルそれぞれのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

ポイントカードの種類 メリット デメリット
紙のポイントカード ・導入方法が簡単
・セキュリティ対策にコストがかからない
・顧客情報を取得できない
・紛失の心配がある
デジタルのポイントカード ・顧客情報を取得できる
・紛失の心配がない
・導入方法が難しい
・セキュリティ対策にコストがかかる

それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上で、自社に最適なポイントカードを導入しましょう。

ポイントカードの種類

ポイントカードは大きく「共通ポイント」と「独自ポイント」に分けられます。

●共通ポイント:既存のポイントプログラムに加盟して発行するポイント
●独自ポイント:店舗や企業が独自で発行するポイント

Tポイントや楽天ポイント、dポイントなどは共通ポイントに該当します。

共通ポイントと独自ポイントの違いについては、以下の記事を参考にしてください。

 

ポイントカードの導入費用

ポイントカードの導入費用は、導入方法や規模によって大きく変わってきます。デジタルポイントカードの導入で発生する主な費用項目(※)を以下の表にまとめました。

項目 費用目安
開発費用 スクラッチ開発:1,000万~3,000万円程度
パッケージ開発:100万~300万円程度
運用費用 数千円〜数十万円
ポイント付与にかかる費用 ポイント還元率により異なる
プロモーション費用 手段により異なる
ポイントカードアプリの制作費用 外注:250万~350万円程度
テンプレート:無料〜20万円程度
機器の導入費用 数千円〜10万円程度

※ 費用はあくまでも参考値になります。ご検討の際は見積取得をおすすめします。

コストを抑えたい方は一からシステムを構築するのではなく、既存のシステムを利用すると良いでしょう。

2.ポイントカードの成功事例

ここでは、ポイントカードの成功事例を紹介します。

サンリオ

株式会社サンリオは世界的に人気を集めるキャラクターグッズの販売や、テーマパーク「サンリオピューロランド」を運営する企業です。サンリオは会員システムを統一できておらず、「サンリオファン」の顧客全体像を可視化できていない点を課題視していました。
そこで同社は店舗、オンラインショップ、テーマパークを跨ぐポイントシステムを導入することで、顧客ロイヤリティの向上を目指しました。結果的に購買履歴や行動履歴を分析しやすくなり、更なる顧客理解につながったと言います。

 

サントリーウエルネス

株式会社サントリーウエルネスは、ウエルネス事業を手がけるサントリー(飲料メーカー)のグループ企業です。
同社は2022年に健康行動アプリ「Comado(コマド)」、2023年に会員向けサービス「サントリーウエルネスクラブ」をリリースしました。これに併せて、ポイント機能の実装も行いました。
「1日に4000歩を歩く」などの健康行動にポイントが付与される仕組みで、多くのユーザーから反響があったと言います。

スターバックスコーヒージャパン

スターバックスコーヒー ジャパン株式会社は、日本全国にコーヒーチェーンを展開する企業です。
同社は商品の購入時にポイントを貯められる「Starbucks® Rewards」を実施しています。貯めたポイントはフード・ドリンクなどに使えるeTicket、オリジナルグッズなどに交換することが可能です。
さらに、スターバックスコーヒー ジャパンは事前決済サービスを導入しており、顧客体験の向上を実現しています。

良品計画

株式会社良品計画は、「無印良品」の企画開発や商品調達、流通・販売などを手掛ける企業です。
同社はオンラインショッピングや店舗でポイントを貯められる「MUJIマイルサービス」を実施しています。
さらに2013年にスマホアプリ「MUJI passport」をリリースしており、顧客にオンライン、オフラインを問わないシームレスな体験を提供しています。

3.ポイントカードの面白い・嬉しい特典アイデア

ポイントシステムを通じて特典を提供することで、顧客の関心を向上させることができます。
以下で、企業が実施した面白い・嬉しい特典アイデアを紹介します。

アニメイト

株式会社アニメイトとは、日本最大級のアニメショップチェーンを展開する企業です。
同社はポイント会員サービス「クラブアニメイト」を提供しており、会計金額の5%が還元されるポイントシステムを実施しています。
ポイント景品として人気アニメとコラボしたグッズを受け取れたり、人気声優や作家との交流イベントに参加できたりします。

スポーツオーソリティ

スポーツオーソリティとは、株式会社メガスポーツが展開するスポーツブランドです。
メガスポーツはポイントサービス「スポーツマイル」を実施しており、購入金額100円ごとに1マイル貯めることができます。また、購入金額に応じてステージが上がるため、ステージマイル付与率もアップさせることが可能です。
さらに、クレジットタイプのスポーツオーソリティカードを使用すると、WAON POINTも同時に貯められる特典を提供しています。

いきなりステーキ

いきなりステーキは、株式会社ペッパーフードサービスが運営するステーキ専門の飲食チェーンです。
ポイントプログラム「肉マイレージ」に登録すると、肉マネークーポンを貯めることができます。さらにランクが上がるほど特典がグレードアップし、「ロイヤルダイヤモンド」のランクでは誕生日特典として5,000円分のクーポンを受け取ることができます。

カルビー

カルビー株式会社は、スナック菓子やシリアル食品などの製造販売を手がける企業です。
同社はゴミの嵩を減らすための「折りパケ」運動と「ルビープログラム」を展開しており、顧客は折りパケした回数に応じてポイントを獲得できます。ポイントを貯めると、工場見学やジャガイモ堀りなどの体験型の特典を利用することが可能です。

4.ポイントカードの失敗例

ポイントカードに関する成功事例や企業が実施した各種特典に関してご紹介しましたが、逆に、気を付けなければならない点もあります。ここではポイントカードの失敗例も併せて確認しておきましょう。

ポイントカードの管理が煩雑になる

ポイントを貯めるためには、顧客はポイントカードを管理しなくてはいけません。複数の店舗でポイントカードを作成し続けると、持ち運ぶのが大変になるだけでなく、それぞれの期限等も管理しづらくなってしまいます。
近年はデジタルポイントカードに移行する店舗も増加していますが、スマホに慣れていない世代にとってはハードルが高いため、顧客層にあわせたスタイルを採用することが大切です。

オペレーションが増える

ポイントカードの失敗例として、オペレーションが上手く対応できていないケースが考えられるでしょう。
例えば、レジが忙しい時にポイントカードの発行をしたり、アプリダウンロードの説明をしたりすると、顧客の待ち時間が増えてしまいます。ポイントカードをどのように作成するか、どのように案内するかなどをあらかじめ決めておくことが重要です。

ポイントが失効する

ポイントの失効は顧客や店舗にとってもデメリットと言えるでしょう。顧客はせっかく貯めたポイントを使用できず、お得な割引や特典を利用できません。また、店舗も顧客の購買を促進できず、顧客ロイヤリティを高めるのが難しくなります。
よって、ポイントの失効期限は顧客のメリットや店舗側の事情を踏まえて、慎重に検討する必要があります。

5.まとめ

今回の記事では、ポイントカードの基礎知識をはじめ、ポイントカードの成功事例や面白い・嬉しい特典アイデア、失敗例などについて解説しました。

ポイントカードを有効活用することで、顧客ロイヤリティを高められるだけでなく、購買を促進できるようになります。
しかし、ポイントカードの導入で失敗するケースも見られるため、様々な企業の成功事例を参考にしながら、自社・自店舗にあったポイントプログラムを展開しましょう。

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