プリズマジャーナルTOPポイントカードの仕組みをわかりやすく解説!メリットとデメリットとは?
ポイントカードの仕組みをわかりやすく解説!メリットとデメリットとは?

ポイントカードの仕組みをわかりやすく解説!メリットとデメリットとは?

「ポイントカードの仕組みとは?」「ポイント制度のからくりとは?」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。

ポイントカードには種類があり、種類によって仕組みが大きく異なります。ポイントカードの導入を検討している方は、その仕組みについて理解することが大切です。

今回の記事では、ポイントカードの種類やポイント制度が成立するからくり、ポイントカードを導入する店・企業側と顧客側のメリットとデメリットについて解説します。

1.ポイントカードの仕組み

ポイントカードは大きく以下の2種類に分けられます。

●共通ポイントカード:特定の店舗のみならず、加盟店全体で使えるポイントカード
●自社ポイントカード:特定の店舗やグループのみで使えるポイントカード

以下でそれぞれの仕組みを確認していきましょう。

共通ポイントカード

共通ポイントカードとは、特定の店舗のみならず、加盟店全体で支えるポイントカードのことです。例えば、Tポイントカード、Pontaポイントカード、楽天ポイントカード、dポイントカードなどが有名でしょう。共通ポイントカードの仕組みは以下の通りです。

・企業や店舗がポイントカードの運営事業者に申し込む
・共通ポイントカードを導入する
・買い物した顧客にポイントを付与する
・運営事業者がポイントを還元する
・加盟店が運営事業者にポイント付与の対価を支払う

自社ポイントカード

自社ポイントカードとは、特定の店舗やグループのみで使えるポイントカードのことです。「ハウスポイント」と呼ばれることもあります。自社ポイントカードの仕組みは以下の通りです。

・ポイントカードを発行し顧客に提供する
・買い物した顧客にポイントを付与する
・ポイントを貯めた顧客に割引などの特典を提供する

2.ポイントカードが成立する仕組みとは?

ポイントカードの導入を検討している企業の中には、「ポイントを付与したら儲けが減るのでは?」とお考えの方がいるかもしれません。なぜポイントカードの仕組みが成立するのでしょうか? 以下で詳しく確認していきましょう。

ポイントカード運用に必要なコスト

まず前提として、ポイントカードを運用するためには「導入費用」と「原資」が必要です。
導入費用はプラスチックや紙のカードを用意したり、デジタルカードを管理するシステムを開発したりする際に発生します。
原資については、顧客にポイントを付与する分を用意する必要があります。
ポイントカードシステムの導入費用については、以下の記事を参考にしてください。

ポイントは消費者が将来的に使うお金

では、導入費用や原資などのコストがかかるにも関わらず、企業がポイントプログラムを実施するのはなぜでしょうか?
その理由は、企業がポイントを「消費者が将来的に使うお金」と捉えているためです。
ポイントカードを導入することで、顧客の購買意欲が促進されるため、企業の売上拡大に繋がります。ポイント付与により売上が一時的に下がったと感じられるものの、将来的な売上拡大を期待できるため、多くの企業がポイントを顧客に付与しているのです。

3.【企業・店側】ポイントカードのメリット

それでは、ポイントカードを導入することで、企業・店側はどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?ここではメリットから確認していきましょう。
ポイントカードを導入することで、企業・店側が得られるメリットは以下の4つです。

顧客データを活用できる

ポイントカードは、顧客データを活用する手段として有効です。
通常、ポイントカードを発行する際に氏名や年齢、メールアドレス、電話番号などを入力してもらいます。これらのデータはマーケティングを行う上で重要な役割を担います。さらに、顧客の行動(最終来店のタイミング、購入した商品・サービスなど)を紐づけることで、顧客ごとに最適化されたマーケティングを行えるようになります。

ただし、共通ポイントカードを利用する場合は使えるデータに制限があるので注意が必要です。

競合との差別化を図れる

近年は多くの企業や店舗がポイントシステムを導入しているため、ポイントカード自体で差別化を図ることは難しいでしょう。
しかし、ポイントカードに独自の特典を設けることで、顧客の関心を高められる可能性があります。さらに、ポイントカードをアプリ化すれば、お知らせやお得な情報をプッシュ通知できるため、顧客との関係構築に役立つでしょう。

ポイントカードをアプリに移行する方法は、以下の記事で解説しています。

 

還元機会を提供できる

ポイントカードを通じて還元機会を提供することで、優良顧客の顧客ロイヤルティを高められる可能性があります。
優良顧客は企業や店舗にとって重要な存在です。関係を維持するためにも、特典等で付加価値を感じてもらう必要があります。顧客ロイヤルティに関する基礎知識については、以下の記事を参考にしてください。

来店を促進できる

ポイントカードを導入するメリットとして、来店を促進できる点が挙げられるでしょう。
直接的なプロモーションとは違い、顧客に「ポイントを貯めたいから、店舗Aで買い物をしよう」と間接的に働きかけることができます。さらに、ポイントカードアプリを通じてクーポンや割引の情報を発信することで、顧客の購買意欲が高まります。

4.【企業・店側】ポイントカードのデメリット

続いて、企業・店側がポイントカードを導入する際に考えられるデメリットとは何でしょうか?以下で確認していきましょう。

オペレーションが増える

ポイントカードを導入することで、店舗でのオペレーションが増えることが懸念されます。例えば、ポイントカードを案内したり、ポイントを発行したりする業務です。
オペレーションが増えてしまうと、店舗が忙しい場合や、スタッフが不足している場合などに慌ただしくなってしまいます。また、ポイントカードを導入する前にはスタッフへの教育も必要です。

セキュリティ対策が必要

ポイントカードを導入する際は、セキュリティ対策を徹底する必要があります。
ポイントカードを発行する際に顧客の個人情報を収集しているだけでなく、購買履歴等システム上で扱っているためです。
プラスチックや紙のポイントカードの場合、サイバー攻撃を受ける心配はありません。しかし、インターネットを介して顧客にデジタルポイントを付与する場合などは対策が必要です。

ポイント管理システム「fannaly(ファンナリー)」は、ISMS(ISO / IEC 27001:2013)認定企業によって運営されています。
セキュリティ対策でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

コストがかかる

導入や運営のコストがかかる点も、ポイントカードを導入する際の懸念事項です。
プラスチックや紙のポイントカードの場合、印刷代や材料代がかかります。オンラインでカードを発行する場合も、システムの開発費用や利用料などが発生します。
とはいえ、ポイントプログラムは長期的に見れば費用対効果の高い施策です。いつまでにイニシャルコストを回収できるか計画を立てることをおすすめします。

ポイントカードの導入費用については、以下の記事を参考にしてください。

スマホに不慣れな顧客への対応

ポイントカードをオンラインで発行する場合、スマートフォンに慣れていない顧客に配慮しなくてはいけません。
アプリ等でポイントカードを発行するためには、アプリをインストールしたり、個人情報を入力したりする必要があります。スマートフォンに慣れている顧客と比較すると、案内に時間がかかってしまうでしょう。スマートフォンに慣れていない顧客が多い場合、ポイントカードアプリの利用率を上げるのは難しいかもしれません。

5.【顧客側】ポイントカードのメリット・デメリット

ここでは、ポイントカードにおける顧客側のメリットとデメリットを紹介します。

ポイントカードのメリット

ポイントカードを利用する顧客側のメリットは以下の通りです。

・特典を受けられる
・お得な情報を簡単にチェックできる
・カードを持ち運ぶ必要がない
・ニーズに合ったサービスを受けられる

ポイントカードのアプリでは、顧客行動に基づいたお知らせやおすすめ商品が表示されるようになります。

ポイントカードのメリット

では、ポイントカードにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

・お知らせがたくさん届くようになる
・アプリのダウンロードが必要な場合がある
・余計な商品・サービスを購入してしまう

新たなアプリをダウンロードしたり、会員登録したりするのを面倒に感じる顧客も少なくありません。LINEミニアプリなどのサービスでポイントプログラムを導入すれば、アプリのダウンロードが不要ですぐにポイントカードを利用してもらえます。

6.まとめ

今回の記事では、ポイントカードの種類やポイント制度が成立するからくり、ポイントカードを導入する店・企業側と顧客側のメリットとデメリットについて解説しました。

ポイントは「消費者が将来的に使うお金」と捉えると、顧客の来店促進や関係構築に役立ちます。ポイントカードにはさまざまなメリットとデメリットがあるため、導入前に仕組みについて理解することが重要です。

fannaly(ファンナリー)は会員・クーポン・ポイント管理を効率化できるシステムです。LINEミニアプリを標準搭載しており、簡単にポイントプログラムを導入できます。

詳細を知りたい方は、公式サイトよりお問い合わせください。

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