
「ポイントカードをアプリに統合すべき?」「ポイントカードをアプリにまとめる方法とは?」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。現在はポイントカードのデジタル化が進んでおり、アプリに移行する企業や店舗が多く見られるようになりました。
今回の記事では、ポイントカードをアプリに統合するメリットをユーザー側と企業側の視点から解説します。ポイントカードをアプリにまとめる方法や注意点も説明するので、ぜひ参考にしてください。
尚、ポイントカードに関する仕組みや費用などに関しては、以下の記事にてご紹介しております。
目次
1.【ユーザー側】ポイントカードをアプリに統合するメリット 2.【企業側】ポイントカードをアプリに統合するメリット 3.ポイントカードをアプリに統合する際の注意点 4.ポイントカードをアプリに統合する方法 5.まとめ1.【ユーザー側】ポイントカードをアプリに統合するメリット
ポイントカードをアプリに統合することで、ユーザー側はどのようなメリットを得られるのでしょうか?
カードを持ち運ぶ必要がなくなる
買い物のたびにポイントカードを作っていると、お財布がカードでいっぱいになってしまいます。
ポイントカードが必要な時に見つからず、苦労した経験がある方も多いはずです。
しかしポイントカードをアプリに移行すれば、ユーザーはカードを持ち運ぶ必要がありません。
スマートフォンさえあれば、プラスチックや紙のカードがなくてもポイントを貯められるのです。
特典を受けられる
ポイントカードのアプリでは、特典を受けられる可能性があります。
例えば、期間限定で発行されるクーポンや割引券、ポイント還元(オンラインショップで割引き、他社ポイントへの移行等)など、既存のポイントカードにはない特典を簡単に得ることができます。さらに、アプリではこのようなお得情報を簡単に得られ、かつスマートフォンに情報が集約されるため便利です。
企業・店舗によっては毎日クーポンを発行しているところもあり、上手く活用すればユーザーは支出を抑えられるでしょう。
日々の行動をポイント化できる
ポイントカードをアプリに統合するメリットとして、日々の行動をポイント化できる点が挙げられるでしょう。
例として、ポイントを付与する行動として以下が挙げられます。
・アンケートに回答する
・クイズに挑戦する
・雨の日に買い物する
・特定の店員さんから商品を購入する
・決められた歩数分を歩く
購買だけでなく、日常生活の行動でポイントが貯まるため、ユーザーにとってはお得なプログラムと言えるでしょう。
2.【企業側】ポイントカードをアプリに統合するメリット
それでは、ポイントカードをアプリに統合することで、企業はどのようなメリットを得られるのでしょうか?
顧客満足度が上がる
ポイントカードをアプリに移行すれば、顧客満足度が向上する可能性が高くなります。
紙のポイントカードの場合、ユーザーが持ち運ぶ必要があるだけでなく、紛失の恐れがあります。
一方アプリであれば、スマートフォンさえあればポイントを貯めることができ、特典などあらゆるメリットを得ることができます。
結果的に顧客満足度やブランドイメージ、顧客ロイヤルティの向上につながるのです。
顧客ロイヤルティについては、以下の記事で詳しく解説しています。

◇リピート率がアップする
リピート率がアップする点も、ポイントカードをアプリに統合するメリットのひとつです。
そもそもポイントプログラムには、顧客のリピート率を向上させる目的があります。ポイントを付与することで、顧客の購買意欲を促進する仕組みです。それに加えてポイントカードがアプリになれば、プッシュ通知で顧客にアプローチできるだけでなく、クーポンやセール情報をお知らせできます。そのため、プラスチックや紙のポイントカードよりも効率的にリピート率を向上させることが可能です。
コストを抑えられる
ポイントカードをアプリに統合するメリットとして、コストを抑えられる点が挙げられるでしょう。
プラスチックや紙のカードの場合、印刷や配布にコストがかかります。しかし、アプリを導入すれば実物のカードを用意する必要がありません。さらに、オンライン上で集客ができるため、マーケティングにかかるコストを削減することも可能です。
もちろん、アプリを導入する際に初期費用と維持費はかかりますが、長期的に見れば費用対効果の高い施策と言えるでしょう。
顧客データを活用できる
アプリのポイントカードは顧客データの活用にも有効です。
プラスチックや紙のカードだと氏名を記入する程度なので、顧客データを収集することは難しいでしょう。
一方、アプリ上のポイントカードであれば、会員登録してもらう際に年齢や性別、職業、連絡先などの個人情報を入力してもらえます。さらに、顧客の購入履歴や好みなどもアプリ上で収集できるため、ターゲットに合わせたマーケティングを実現できます。
ペーパーレス化を実現できる
ポイントカードのアプリ化は、環境配慮においても重要な役割を担います。
近年は紙書類の廃棄が問題視されており、ペーパーレス化に取り組む企業が増加しています。アプリを活用すれば紙のカードを発行する必要がなく、廃棄量を減らすことが可能です。さらに、ペーパーレス化は業務効率の向上や、店舗の省スペース化に役立ちます。
このようにポイントカードをアプリに統合することで、ユーザーも企業もさまざまなメリットを得られるのです。
3.ポイントカードをアプリに統合する際の注意点
ここでは、ポイントカードをアプリに統合する際の注意点を紹介します。
導入費用がかかる
ポイントカードをアプリに統合する場合、導入・運用コストについて考慮しなくてはいけません。
アプリにつける機能やデザイン、開発の規模によって左右しますが、通常「数万円〜数百万円程度」のコストがかかります。
そのため、アプリを導入する前にどれくらいで回収が見込めるか、費用対効果を確認しておくことが大切です。
導入・運用コストを抑えたい場合は「LINEミニアプリ」などのサービスを活用すると良いでしょう。アプリを一から開発する必要がなく、コストを最小限に抑えられます。
店舗オペレーションを変更しなくてはいけない
ポイントカードをアプリに統合する際は、店舗オペレーションに変更が生じます。
プラスチックや紙のカードを使用してる場合、顧客に対してカードを配布する代わりに、アプリをダウンロードしてもらったり、アプリについて説明したりオペレーションを加えなくてはいけません。
アプリ関連のトラブルにすぐ対応できるよう、スタッフへの教育も行う必要があります。
アプリの不具合が生じる
アプリには不具合が発生する可能性があります。例えば、ポイントが付与されなかったり、ログインできなかったりなどのエラーです。アプリのアップデートやメンテナンス中にログインできないと、ユーザーがストレスを感じてしまうかもしれません。
エラーを発生させないためにも日々システムを監視し、トラブルが起きた際はすぐに対応できるように運営体制を整えておくことが重要です。
スマホに不慣な顧客への配慮が必要
顧客の中にはポイントカードがアプリになることで、逆に不便に感じる方もいます。
スマートフォンに慣れておらず、ログイン方法やポイントの貯め方がわからない可能性があります。
そのような顧客に対して、マニュアルを配布したり、スタッフが直接教えたりするなどして、対策することが大切です。ターゲットの年齢層が高く、スマートフォンに不慣れな顧客が多い場合は、プラスチックや紙のポイントカードと併用しても良いでしょう。
4.ポイントカードをアプリに統合する方法
それでは、ポイントカードはどのようにアプリに統合すればよいのでしょうか?
自社でアプリを開発する
1つ目の方法は、ポイントカードアプリを自社開発する方法です。
一からアプリを開発することで、取り入れたい機能を自由に実装でき、社内でコミュニケーションを完結させることができます。
一方で、社内スタッフが不足している場合や、専門知識・ノウハウが不足している場合、自社開発は現実的な手段ではありません。
また、OSアップデートのたびに自社で対応する必要があり、労力を要します。
ポイント管理システムを導入する
2つ目の方法は、ポイント管理システムを導入する方法です。
既存のシステムを利用することで開発費用を抑えられるだけでなく、スピーディーに導入できます。
利用できる機能には制限がありますが、ポイント管理システムではポイントの付与のみならず、顧客分析やマーケティング施策も一括で行えます。
fannaly(ファンナリー)は、プリズマティクス株式会社が提供している会員・クーポン・ポイント管理システムです。
開発・運用コストをかけずにライト層にアプローチできるため、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
5.まとめ
今回の記事では、ポイントカードをアプリに統合するメリットをユーザー側と企業側の視点から解説しました。
アプリを統合することで顧客満足度やリピート率が向上するだけでなく、長期的なコストを抑えられます。ただ、自社でアプリを開発する場合は多額のコストがかかります。コストを抑えたい方は、既存のポイント管理システムを活用しましょう。
機能を抑えながらも、機能性が高いシステムを導入したい場合は、ぜひ「fannaly(ファンナリー)」をご検討ください。
ポイントやクーポン、マーケティングなどのあらゆる機能を兼ね備えており、費用対効果の高い施策を実施できます。開発・運用コストをかけずにポイントシステムを導入できるだけでなく、日々の行動など「購入」以外を接点にしたポイント制度を導入できるため、気軽にライト層にアプローチできます。約9,500万のユーザーが利用している「LINEミニアプリ」との連携も可能です。
無料で相談を受け付けていますので、ぜひ公式サイトからお問い合わせください。

「the engagement commerce platform for wow! experiences」をコンセプトに、小売業における顧客エンゲージメント向上の支援、戦略的OMOを実現するプラットフォーム提供を行うプリズマティクス株式会社が運営する、オウンドメディア『プリズマジャーナル』編集部。
『プリズマジャーナル』では、プリズマティクスで活躍するコンサルタントが執筆するコラム「徒然ジャーナル」、業界の先端を走り続けるプリズマティクスアドバイザーからの寄稿文など、小売業の皆様に向けて伝えたいこと、耳寄りな情報などをお送りします。