
「スマレジの導入費用はどれくらい?」「スマレジには無料でできることはある?」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。
スマレジとは、基本のレジ機能に加えて、分析やデータ管理などを一括で行えるクラウドPOSシステムです。料金プランによって利用できる機能が異なるため、スマレジの導入を検討している方は、導入費用について理解することが大切です。
今回の記事では、スマレジの導入にかかる費用や料金プラン、導入時の注意点などについて解説します。
1.スマレジとは
スマレジとは、株式会社スマレジが運営しているクラウドPOSシステムです。
あらゆる業界・業種によって利用されており、導入実績は47,000店舗におよびます。
スマレジを導入することで、基本的な会計・レジ業務に加えて、管理・分析業務、スタッフへの教育業務など、さまざまな業務を効率化することが可能です。
電話・チャット・メールによるサポートが充実しており、サービス継続率は99.4%を達成しています。
2.スマレジの導入にかかる費用
スマレジの導入にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?初期費用と月額費用をそれぞれ見ていきましょう。
初期費用
スマレジの導入に際して、周辺機器の購入やセットアップ、またスタッフへの教育などの対応が必要です。スマレジでは「導入サポートサービス」「レジ周辺機器サブスクプラン」といったサービスが用意されており、以下でご紹介していきます。
尚、公式サイトには初期費用の詳しい情報は記載されていません。またサポート内容や導入規模によっても初期費用が変わってきます。より具体的な費用を知りたい場合は、お問い合わせフォームから見積もりの作成を依頼しましょう。
導入サポートの料金
スマレジを導入する際は、導入サポートサービスを利用することが可能です。
同サービスでは、スマレジのスタッフが直接店舗を訪れ、機器のセットアップやスタッフへの教育を行います。自店舗でセットアップやトレーニングを行う場合は、導入サポートの料金は発生しません。
導入サポートにかかる料金の詳細は導入サポートサービスをご参照ください。
周辺機器の購入にかかる料金
スマレジの利用を開始するためには、周辺機器を用意する必要があります。
スマレジでは「レジ周辺機器サブスクプラン」を利用することが可能で、月額利用料を支払うことで周辺機器をレンタルできるサービスです。レンタルする機器の種類や個数によって料金は異なりますが、以下でセット例を確認しましょう。
●入門セット
レジセット一式が詰まった入門セットは、1セット¥4,950〜/月額(税込)にて利用可能です。
バーコードスキャナー、レシートプリンター、キャッシュドロア、カスタマーディスプレイのセットとなります。
●mPOPセット
小規模店舗向けには、プリンターとドロアが一体になっているmPOPに、バーコードスキャナーとカスタマーディスプレイが付いたセットがおススメです。約30cm四方のスペースに置けるmPOPは、コンパクトで設置場所を選びません。
1セット¥3,960〜/月額(税込)で利用可能です。
●自動釣銭機セット
非接触な接客も可能な自動釣銭機のセットは、バーコードスキャナー、レシートプリンター、カスタマーディスプレイの1セット¥36,190〜/月額(税込)から利用可能です。
自動釣銭機の連携はプレミアムプラスプラン以上でご利用いただける機能です。
また、サブスク導入サポート費用:¥198,000(税込)が別途発生致します。
(掲載日時点の情報です。「機能サブスクプラン」ご参照ください。)
月額費用
月額費用は料金プランによって異なります。
●スタンダード:¥0
●プレミアム:¥5,500(税込)
●プレミアムプラス:¥8,800(税込)
●フードビジネス:¥12,100(税込)
●リテールビジネス:¥15,400(税込)
※1店舗あたり(掲載日時点の情報です。詳細は「スマレジ・POSの料金プラン・価格一覧」ご参照ください。)
アカウントを作成してから30日間は無料体験できるため、自店舗に最適な料金プランを見極めましょう。
次で、料金プランの詳細に関して詳しく見ていきます。
3.スマレジの5つの料金プラン
ここでは、スマレジの料金プランについて詳しく紹介します。
スタンダード
スタンダードプランは、レジ機能やスマレジ、アプリマーケットなどの基本的な機能を無料で利用できるプランです。
サポート内容はメールのみとなっています。
プレミアム
プレミアムプランは、複数の店舗で利用できるプランです。
売上データを一括管理できるため、業務効率を大幅に向上させることができます。
月額料金は1店舗あたり¥5,500(税込)です。
スタンダードプランと同じく、プレミアムプランではメールのみのサポート対応です。
プレミアムプラス
プレミアムプラスプランは、顧客管理やポイント管理にも対応しているプランです。
売上管理のみならず、マーケティング業務を効率化したい方に向いています。
月額料金は1店舗当たり¥8,800(税込)です。
プレミアムプラスプランからは、メールやチャット、電話などの全てのサポートを利用することが可能です。
フードビジネス
フードビジネスプランは、スマレジ・ウェイターを使った飲食店向けプランです。
プレミアムプラスプランの機能に加えて、オーダーエントリーやキッチン伝票出力などの機能を利用できます。
月額料金は1店舗あたり¥12,100(税込)です。
リテールビジネス
リテールビジネスプランは、高度な在庫管理ができる小売・アパレル向けのプランです。
在庫管理や受注管理、パスポートカメラ読み取り、免税手続き電子化などの機能を利用できます。
月額料金は1店舗当たり¥15,400(税込)です。
(掲載日時点の情報です。詳細は「スマレジ・POSの料金プラン・価格一覧」ご参照ください。)
4.スマレジの導入が向いている企業や店舗
スマレジの導入は、どのような企業や店舗に適しているのでしょうか?
以下で、スマレジが向いている企業や店舗の特徴を確認していきましょう。
●初期費用を抑えたい
●機能を拡張したい
●ビジネス拡大に合わせてプランをアップデートしたい
●サポート体制を重視している
●iOS端末をすでに持っている
スマレジ導入を検討されている方の中で、このような項目に該当する場合、スマレジ導入によって大きな効果を期待できるかもしれません。公式サイトに掲載されている導入事例では、スマレジを導入した企業や店舗のスマレジに決めた理由が紹介されています。
(参照:「スマレジ導入ケーススタディ」)
5.スマレジを導入する際に注意するポイント
スマレジを導入するメリットは数多くありますが、注意点も押さえておきましょう。
Androidには対応していない
スマレジはAndroidには対応していません。
iOS専用のアプリとなっているため、Android端末を利用している企業や店舗にはおすすめできません。
公式サイトによると、iPadを新たに用意すると1台あたり6万円程度の購入費用が必要となります。
レジやハンディ端末の利用できる数が決まっている
レジ端末は1店舗につき3台までとなっています。
スタンダードプラン以外のプランでは追加することも可能ですが、1台あたり別途¥1,540/月額(税込)がかかります。
フードビジネスプランを契約している場合、1店舗につき5台までのハンディ端末を利用することが可能です。
ハンディ端末を追加する場合は、1台あたり別途¥1,540/月額(税込)がかかるため注意してください。
無料プランではできることが限られている
無料プランの「スタンダードプラン」では、以下の機能を利用できます。
●レジ機能
●売上分析
●メールサポート
●スマレジ・アプリマーケット
基本的なPOSレジ機能を利用したい方や、まずはスモールスタートしたい方などにおすすめのプランです。
しかし、複数店舗で利用したい方や、データ管理などの業務を一本化したい方などは、プランをアップデートする必要があります。
事業が拡大すると従量課金制が発生する
商品点数10万点以上、会員数10万人以上の場合、従量課金制が適用されます。
従量課金制とは、サービスの使用量に応じて料金が発生する仕組みです。従量課金制について詳細を知りたい方は、公式サイトからお問い合わせください。
6.まとめ
今回の記事では、スマレジの導入を検討している企業や店舗に向けて、スマレジの導入にかかる費用について解説しました。
スマレジではレジ周辺機器サブスクプランなどを利用できるため、初期費用を抑えることが可能です。しかし、事業の拡大に伴って従量課金制に移行する必要があるため、注意する必要があります。
他のサービスも検討したいという方には会員・クーポン・ポイント管理システムの「fannaly(ファンナリー)」がおすすめです。
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