「Shopifyの仕組みとは？」「Shopifyは怪しいって本当？」と疑問をお持ちの方がいるかもしれません。
Shopifyとは、専門の知識がなくてもECサイトの構築・運営ができるECプラットフォームです。フロント機能や管理機能など、Shopifyには様々な機能があるため、導入を検討している企業は仕組みを理解しておくと良いでしょう。
今回の記事では、Shopifyの基礎知識をはじめ、Shopifyの機能や怪しいと言われる理由、導入するメリットなどについて解説します。
目次
1．Shopify（ショッピファイ）とは？ 2．Shopifyの機能 3．Shopifyは売れない？ 怪しいと言われている理由 4．Shopifyを導入するメリットはある？ 4つの特徴 5．まとめ1．Shopify（ショッピファイ）とは？
Shopify（ショッピファイ）とは、カナダのeコマース企業が運営しているECプラットフォームです。
Shopifyでは専門知識がなくてもECサイトを構築できるだけでなく、国内外でオンラインショップを運営できます。アメリカにおけるeコマース市場の10％がShopifyでECサイトを運営しており、全世界での経済活動は4,440億ドルにおよびます。
Shopifyの仕組み
Shopifyはサブスクリプション型のサービスです。発生するコストは月額利用料のみで、初期費用はかかりません。
アカウントを作成すると、料金プランに応じた機能を利用できるようになります。
利用者側は自社サーバーやパッケージを用意する必要がなく、気軽にECサイトを立ち上げることが可能です。
Shopifyの料金プラン
Shopifyの料金プランを以下にてまとめました。
●Basicプラン（個人事業主向け）
月額料金：$19 USD
特徴：
・10か所の在庫ロケーション
・24時間体制のチャットサポート
・ローカライズされたグローバル販売 (3個のマーケット)
・POS Lite
●Shopifyプラン（小規模チーム向け）
月額料金：$49 USD
特徴：Basicプランの特徴に加え、5件のスタッフアカウントを追加可能
●Advancedプラン（ビジネスを拡大したい企業向け）
月額料金：$299 USD
特徴：Basicプランの特徴に加え、
・それぞれ$59 USD/月でマーケットを追加
・15件のスタッフアカウントを追加可能
・10倍のチェックアウトキャパシティ等
●Plusプラン（より複雑なビジネスを展開したい企業向け）
月額料金：$2,300 USD（3年契約）
特徴：
・200か所の在庫ロケーション
・24時間体制の電話サポート
・ローカライズされたグローバル販売 (50個のマーケット)
・無制限のスタッフアカウント
・40倍のキャパシティを備えたカスタマイズ可能なチェックアウト
・Shopifyペイメントを使用した200か所のPOS Proロケーション
・卸売/B2B
（掲載日時点の情報となります。参照：Shopify「料金プラン」）
Shopifyが選ばれる理由
Shopifyが世界中で選ばれている理由として、低コストや豊富な機能などが挙げられるでしょう。
初期費用をかけずに利用開始できるだけでなく、オンラインストアの運営から管理、分析などの幅広い機能を利用できます。
以下でShopifyの機能について詳しく紹介していきましょう。
2．Shopifyの機能
Shopifyには様々な機能が備わっています。以下で代表的な機能を確認していきましょう。
フロント機能
フロント機能とは、ECサイトにおいてユーザーが触れる部分を編集・設定するための機能です。
例えば、フロント機能を利用することで、商品ページやショッピングカート、ブログ、おすすめ商品表示などを管理できます。
他にも、ユーザーアカウントの作成や管理などの顧客管理、予約販売システムの導入、カテゴリーやキーワードによる検索システムの導入などを行えます。
管理機能
管理機能を活用することで、バックオフィス業務を効率的に行うことが可能です。
具体的には、テーマやSEOの設定、商品ページの編集、注文管理、複数チャネルの管理、決済システムの導入、アプリのインストールなどの業務を行えます。さらに、メール配信やクーポンコードなどのマーケティングも管理機能で効率化することが可能です。
分析機能
分析機能では、商品の売上管理や効果検証などを実施可能です。
具体的な機能としては、商品レポートの作成やライブビュー（ECサイト上のアクティビティをリアルタイムで表示する機能）、Googleアナリティクス連携などが挙げられます。
ExcelやGoogleスプレッドシートなどの他ツールにデータをエクスポートすることもできるため、自社に合わせた方法でデータを管理できます。
3．Shopifyは売れない？ 怪しいと言われている理由
インターネット上では「Shopifyでは売れない」「Shopifyは怪しい」と言われることがあります。
以下でその理由を確認していきましょう。
ユーザーが利用しづらい構成になっている
Shopifyで売れない原因として、ユーザーが利用しづらいサイトになっている可能性があります。例えば、商品画像がまとまっていなかったり、購入ボタンの設置場所がわかりづらかったりすると、ユーザーの離脱率が上がってしまうでしょう。
ただし、Shopify以外のプラットフォームでも起こり得ることなので、ノウハウが不足している場合は外部サポートからアドバイスを受けるなどして工夫することが大切です。
リピート対策がしづらい
リピート対策がしづらい点も、Shopifyでは売れないと言われている理由のひとつです。
オンラインショップの売上を維持するためには、新規顧客の獲得に加えて、リピート顧客の維持が欠かせません。
Shopifyではリピート対策がしづらいと言われていますが、メルマガやクーポンなど、リピート対策に役立つ機能が充実しています。
Shopifyを語る偽通販サイトが存在している
Shopifyは怪しいと言われることがありますが、Shopifyと偽る詐欺サイトが存在することが関係しています。
実際に公式サイトでは、Shopifyのロゴが掲載された詐欺サイトにおいて、売上金が振り込まれないという詐欺被害に遭ったケースが報告されています。
Shopifyを利用する場合、公式サービスかを慎重に確認し、トラブルが生じた際は速やかなサポートセンターへの連絡が大切です。
（参照：Shopify「Re: 本当にショッピファイですか？」）
4．Shopifyを導入するメリットはある？ 4つの特徴
それでは、Shopifyを導入するメリットはあるのでしょうか？ 以下でShopifyの特徴を紹介します。
事業規模に合わせた運用ができる
Shopifyでは事業規模に合わせた料金プランが用意されています。
Basic：個人事業主向け
Shopify：小規模チーム向け
Advanced・Plus：本格的なビジネス向け
事業規模の拡大にあわせて、料金プランをアップデートすることも可能です。そのため、スモールスタートでECサイトを始めたいという方にもおすすめします。
豊富なテンプレートがあり機能の拡張性が高い
Shopifyではテンプレートが数多く用意されており、専門知識がなくても簡単にECサイトを開設できます。
様々なデザインのテンプレートが用意されているため、自社が販売したい商品やブランドイメージに合ったものを選択可能です。
他にも、必要機能がすべて搭載されたテンプレートや、高速表示に優れたテンプレートなど、機能性に優れたテーマもダウンロードできます。
海外向けECサイトが構築できる
Shopifyを利用するメリットとして、海外向けサービスを展開しやすい点が挙げられるでしょう。
対応言語や通貨が豊富なだけでなく、海外発送にも対応しています。また、Amazon.comやeBayとも連携可能です。
そのため、海外販売を強化したい企業や越境ECに興味がある企業は、Shopifyを利用してみると良いでしょう。
在庫マネジメントがしやすい
在庫マネジメントがしやすい点もShopifyを利用するメリットのひとつです。具体的には、以下の機能を利用できます。
・在庫数の追跡
・販売自動停止機能（在庫が無くなった場合）
・商品登録数無制限
料金プランによって利用できる機能が異なるため、自社が必要とする機能を見極めた上で最適なプランを選択しましょう。
5．まとめ
今回の記事では、Shopifyの仕組みや機能、怪しいと言われている理由などについて解説しました。
カナダの企業が運営元のShopifyは、海外向けにECサービスを展開したい企業におすすめです。
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