「ポイントカード会員が増えてきたが、名簿の管理に時間がかかっている。効率化する方法はないだろうか?」
「何度もリピート購入している会員が少ない。もっと増やすにはどうしたらいいのか?」
会員管理システムを導入すれば、大量の会員情報を効率よく管理できます。
さらに、顧客満足度を上げてリピーターやファンを増やすことも可能です。
この記事では、会員管理システムの種類や、メリットとデメリット、比較方法について紹介します。
おすすめの会員管理システムも紹介するので、あわせてチェックしてみてください。
目次
1.会員管理システムとは 2.会員管理システムの種類を紹介 3.会員管理システムを導入するメリット 4.会員管理システムを導入するデメリット 5.会員管理システムの比較方法 6.複数チャネルを統合可能な会員ポイント管理サービス「fannaly(ファナリー)」1.会員管理システムとは
会員管理システムとは、ポイントカードなどの会員として登録された顧客の情報を一元管理できるシステムのことです。
簡易的な会員管理システムは、Excelでも自作できます。名前や住所だけの管理なら、作り方も難しくありません。しかし、特定の会員だけにメールを送信したり、送信後の効果測定をしたりする場合、Excelでは不便です。会員管理システムを導入すれば、会員情報の管理だけでなく、メール送信や効果測定も簡単に行えます。
2.会員管理システムの種類を紹介
会員管理システムは、機能や利用目的に応じて3つに分類されます。
◇会員サイト構築型
会員サイト構築型は、会員向けのサイトを作る機能も備えたシステムです。
これから会員制サービスを導入したい企業に適しています。会員向けサイトに搭載する機能は、自社の要望に合わせてカスタマイズ可能です。オンライン予約やレビュー投稿などの機能も付加できます。
◇月謝管理・事務処理効率化型
月謝管理・事務処理効率化型は、会員の月額利用料などの管理に適したシステムです。月謝のオンライン決済や自動引き落としを利用できます。英会話教室やスポーツクラブなど、定期的に料金の支払いを受ける企業におすすめです。
◇顧客管理・マーケティング型
顧客管理・マーケティング型は、会員情報を分析し、より効果の高いマーケティングを行えるシステムです。具体的な機能としては、会員ランクに応じたポイントの付与・管理やある地域に住む会員限定のメルマガ配信、特定の条件を満たした会員へのクーポン配布などがあります。
売上を安定させたい場合、繰り返し購入するリピーターだけでなく、自社商品に愛着を持つファンの獲得も重要です。メルマガ配信機能を活用し、会員を新商品の試食会に招待するなどの施策を行ってみましょう。「特別なイベントに参加した」という体験を通して、会員は商品や企業に愛着を持つようになるはずです。
3.会員管理システムを導入するメリット
会員管理システムを利用するメリットは、大きく3つに分類されます。
◇データ管理を効率化できる
会員データの管理にかかる手間や時間を減らすことができます。
店舗や部門ごとに、会員情報を別々に管理している会社もあるのではないでしょうか。どの店舗の会員かわからない顧客から問い合わせが来た際、複数の場所にある会員情報をすべて調べていては、当然時間がかかります。会員管理システムを導入すれば、すべての店舗・部門にある会員情報を1ヵ所に集めることができるため、探す手間を省くことができるでしょう。
◇マーケティングの効果測定ができる
会員限定のメルマガやクーポンを配信したあとは、効果があったかどうかの分析が大切です。
メルマガ配信自体は、Excelからメールアドレスを抽出すれば行えます。しかし、Excelだけではメルマガを受け取った会員の反応まで把握することは困難でしょう。会員管理システムの中には、どの会員が、いつ、メルマガ内のどのURLをクリックしたかまで把握できるタイプもあります。マーケティングの効果を細かく分析することで、より効果の高い施策を考えることも可能です。
◇顧客満足度を高めることができる
会員管理システムの機能を活用すれば、それぞれの顧客の好みに合わせた商品・サービスを提供し、顧客満足度を上げられます。
例えば、ある年齢の会員だけにメール配信できる機能を利用したとします。その年齢の会員が抱える悩みや要望に応えることで、会員は「自分にぴったりのサービスを提供してくれた」と感じるでしょう。
個別の対応をしてもらったという体験が、顧客満足度の向上につながります。
4.会員管理システムを導入するデメリット
会員管理システムは便利ですが、デメリットもあります。
特に下記の3点を押さえておきましょう。
◇費用がかかる
基本的に、会員管理システムは初期費用と月額利用料がかかると考えておきましょう。無料で使える会員管理システムもありますが、有料のシステムに比べると機能が少ない傾向にあります。逆に多機能なシステムは、利用料が高くなるケースに注意が必要です。
◇個人情報漏洩のリスクがある
会員情報の一元管理は効率的な一方で、不正アクセスがあると、会員に関するさまざまな情報が流出する恐れもあります。特にクラウド型は、インターネットさえあれば、自宅などオフィス以外の場所でも会員情報を閲覧できます。テレワーク時は便利ですが、社外の人間が会員情報にアクセスしてしまう可能性も否定できません。従業員のセキュリティ意識を向上させる対策が必要です。
◇すぐに効果は期待できない
会員管理システム導入後、メリットを実感するまでには時間がかかると考えておきましょう。導入直後は操作に時間がかかり、かえって導入前より作業効率が下がったように感じるかもしれません。また、顧客満足度を高めたい場合、会員管理システムを用いて施策を行い、分析と改善を繰り返すことが大切です。時間はかかりますが、適切に運営していくことで高い効果を得ることができるでしょう。
5.会員管理システムの比較方法
会員管理システムは、数多くの企業が提供しています。
下記3つのポイントをチェックして、自社に適したシステムを選びましょう。
◇自社の課題を解決できるか
一口に会員管理システムといっても、具体的にどんな機能が搭載されているかは、サービスによって異なります。まずは、自社の課題と解決に必要な機能を考えましょう。必要以上に多機能なシステムを導入すると、従業員が使いにくいと感じるかもしれません。自社が求める機能を絞り込んで検討することが大切です。
◇セキュリティ対策は十分か
クラウド型会員管理システムを導入すると、契約した業者のサーバーに自社の会員情報を保存する形になります。契約を検討している業者が、十分なセキュリティ対策を行っているか確認しましょう。プライバシーマークの取得や、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証などが目安となります。また、導入したい会員管理システム自体にも、サイバー攻撃や不正アクセスを防止する機能があるかどうかチェックしましょう。
◇初期費用やランニングコストはどのくらいかかるか
初期費用と、月額利用料などのランニングコストのチェックも重要です。特に月額利用料は、毎月一定であるとは限りません。利用状況などによって変動する方式もあります。料金形態を把握し、今後どれくらいの料金を支払うことになりそうか確認しておきましょう。
6.複数チャネルを統合可能な会員ポイント管理サービス「fannaly(ファナリー)」
CRM(会員・ポイント)の制度設計から基盤構築までをトータルでご支援しているプリズマティクスは、APIを活用し複数チャネルとの統合が可能なSaaS/PaaSで使える会員・ポイント管理システム「fannaly(ファンナリー)」を提供しています。
また、約9,500万人が利用しているLINEミニアプリを標準搭載で、すぐにスタートも可能です。
以下の課題等があるかたは、ぜひfannaly(ファンナリー)の導入をご検討ください。
・ライト層へのアプローチで顧客頻度を増加させたい
・従来のポイント制度「1円=1ポイント」ではファンが増えない
・店舗やEC等、複数チャネルと連携し、会員情報を一元管理したい
MAU数に連動した料金体系を採用しており、利用状況に応じて適切な費用負担で利用可能であり、スマホアプリのダウンロードが不要なため、利用者側にもメリットが多いです。
導入をご検討していただける方は、ぜひプリズマティクスまでお気軽にお問い合わせください。
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